実話 6月危機の恐怖

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実話 6月危機の恐怖


執筆者
会社名
HP
: 東城勝
: FPオフィス ライフケア
: 

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先日、あるキーテレビ局から電話がありました。
出演依頼かと思い、少々喜んだのですが、
「6月危機の特集を企画しているのですが、住宅ローンの返済に困りそうなお客様がいたら取材に協力していただきたいのですが・・・」という内容でした。

ずいぶん失礼な依頼だなと思い、
「私のお客様にはいませんし、そんなことになるようなアドバイスはしていません」と言って電話を切りましたが、 思い起こしてみれば私のお客様の知り合いにいました。

4年前のことです。 私のお客様から「今度マンションの隣人が、一軒家を購入して出て行くが、本当に購入していいのか、果たして返済可能なのか診断してあげてくれないか」というご相談でした。

後日隣人の方にお会いし、貯蓄、収入、支出の現在と将来の見通しをお聞きしましたところ、ギリギリやっていけるという結果が出ました。
私ははっきり

「無理です。今購入すべきではありません。もし購入するならもうしばらく頭金を増やして、ローンの負担を軽くしてから購入してください」

と言いました。続けて

「もし購入したらお子様の教育費に負担が来ます。将来、男の子がサッカーを習いたいと言っても、女の子がピアノを習いたいと言っても、我慢させなくてはなりませんよ。最悪の場合家も失い、借金だけが残ります」

と言いました。

しかし、その方は
「自分は一部上場の大企業だから給料もボーナスも増えてるし、これから役職手当がつけばさらに収入は増えるし、労働組合もしっかりしているし、最悪の場合、退職金でなんとかなる。もう不動産業者に契約すると言ったから今更止めるとはいえない」と言って、その物件を購入しました。

右肩上がりの給与体系、産別組合、終身雇用、この3つはバブル崩壊後の日本の雇用環境から失われたものですが、未だにそれが生きていると信じて経済行動をとる方がたくさんいます。

そうして、昨年の秋以降急激に経済が悪化し、雇用が悪化し、私たちの家計を直撃して初めて自分も何ものからも守られていないんだ・・・と気づくのです。


6月危機といって話題になっているのは、ボーナスが大幅カットになり、住宅ローンのボーナス部分が返済不能になり資金の手当てに苦慮していることです。

多くの方が、ボーナスが減ることを想定して住宅ローンを組んでいないので、月々の返済額が低い状態に安住して、貯蓄を怠っているのが実情です。

支出が伸びきってしまった家計は急速に節約しても間に合いません。
もうファイナンシャルプランナーの出番ではないのです。(逆に言えば時間さえあればファイナンシャルプランナーはいくらでも手段を持っています)

その後の方法としては
1、親や親戚に泣きつく(ここで安易に高金利のカードローンや町金融にてを出さない)
2、銀行と返済方法について交渉する(はじめは簡単には受け付けてくれないので粘る)
3、借り換えで返済額を減らす(現銀行での借り換えが一般的。必ず引き受けるとは限らない)
4、個人版民事再生法を利用する
5、任意売却で家を処分する
6、自己破産で債務を減らす
などです。専門家や法律家の分野ですので詳細は委ねます。

人生の三大支出の一つ、マイホームを購入するということは自分自身のライフプランを見つめると共に、自分自身の生活する経済環境との関係を理解することでもあります。

再び経済が回復しても、慢心し、古い価値観にとらわれ、判断を誤らないようにしてもらいたいものです。


◆ この執筆者のコラム一覧
    2009年 8月30日 更新 住宅ローンの借り換え
    2009年 7月25日 更新 フラット35融資基準の緩和にあたり
    2009年 6月25日 更新 実話 6月危機の恐怖
    2009年 5月26日 更新 不況なのに金利が上がってる!?
    2009年 4月25日 更新 住宅購入時の贈与についてわかりやすく述べてみます。
    2009年 3月25日 更新 住宅ローン、いくらだったら返せますか?
    2009年 2月25日 更新 今マンション購入の時期か、それともまだ待ちか?
    2009年 1月25日 更新 サラリーマンの変動金利型選択のケース
    2008年12月25日 更新 住宅取得資金の考え方の基本
    2008年11月27日 更新 住宅ローン減税の概要、明らかに
    2008年10月24日 更新 不動産屋の言いなりにならないためには
    2008年 9月25日 更新 住宅ローンアドバイスの常識に隠れた非常識
    2008年 9月 2日 更新 建設・不動産会社 倒産寸前30社全公開!の記事について
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