これだけで本当に良いのか?住宅ローンの判断基準

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これだけで本当に良いのか?住宅ローンの判断基準


執筆者
会社名
HP
: 半田典久
: 多摩プランニングオフィス
: http://www.tama-p.jp/

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あなたは住宅ローンを選ぶときに、どのような判断基準で選びますか?

まず思いつくのは、「金利」。
ここに3.3%と3.5%の住宅ローンの金利商品があります。「あなたは、どちらを選びますか?」と言われたら、ほとんどの人は、3.3%の金利の住宅ローンを選ぶでしょう。

そして「金利優遇」。
もしここに0.3%と0.5%の金利優遇商品があったとしたら、やはりほとんどの人は0.5%の優遇の商品を選ぶでしょうね。

人によっては「総返済額」も気になりますね。
この借り方(期間や組み合わせ)をしたら、総返済額が4000万円です。もう1つの借り方の場合では4500万円になるとしたら、迷わず4000万円の借り方を選ぶでしょう。

住宅ローンで知られていて、もう1つ思いつくのは、「変動金利と固定金利」。
これはちょっと迷いますね。
目の前の金利で選ぶか、それとも将来も考えるか・・
将来の金利上昇が怖い人は、見通しが立ち安定した固定金利。
今当面返済が少ないことを重視すれば、変動金利というところでしょうか?
迷ったところで、その中間的存在の一定期間固定金利のものも選択できます。

このように私たちは、住宅ローンは金利や総返済額、金利タイプが商品選びに重要だと思っています。たしかにそれは違いありません。

しかし、選択の基準はそれしかないのでしょうか?
ふつうは、判断基準としてそれ位しか思いつかないから、知っている基準を持ち出されるとその範囲で考えます。さらには、それが「数字」になっているとわかりやすく比較も出来るため、どちらが得か一目瞭然となり、この範囲では迷いようがありません。
数値を基準として選ぶともうそれで納得して、ふつうそれ以上はあまり考えないでしょう。

大体このような基準(情報)が、住宅ローンの選択基準となり、住宅ローンを決めていくことが多いでしょう。

しかし、よく考えると実はそれ以外の選択基準もあります。

例えば、「繰上げ返済」できるかどうか?しやすいかどうかもあります。
これも選択基準です。

もし家計の状況が、繰り上げ返済がどんどんできる資金リッチの家計であれば、将来の金利の上昇は、思うほど心配することはありません。その頃はもう元金が相当減らしている可能性があるからです。
返済額は、基本的に「残債×金利」ですから、金利が高くなっても影響は少ないのです。

また、「借換えできるかどうか、どのように出来るか?」これも選択基準です。
高いローンを借りても、あるタイミングで容易に別の安いローンに乗り換えられれば、金利上昇の影響を少なくできます。
しかし、いつもどのような状態でも容易にまっさらの条件で借換できるわけではありませんし、金融機関同士の競争条件によっても違うでしょう。

また、「住宅ローンの組み合わせ方法」も選択基準です。
固定と変動の組み合わせ、商品タイプの組み合わせで返済額を変えられます。
どのように組み合わせ可能か、どのようには無理なのかも考えてみましょう。

「住宅ローン控除」の適用も選択基準です。
どの程度の長さのローンにするか?夫と妻が両方控除を受けるのか受けられるのかどうか?どこからの借入なのか?これによっても控除額が違います。

それ以外にも考えられるのが、「親からの贈与」もあります。
現在、親からの贈与は税金面で大変しやすくなっています。
通常は大きな負担になる贈与税が、大きく減る制度「相続時精算課税制度」などがあります。これが使えれば大変な負担減になります。

もし贈与がダメでも、思わぬ時期の収入として、「相続で親の遺産を受ける」こともあります。もし、親に資産が多くあれば、この可能性も考えても良いかもしれません。
これは一気に返済が楽になります。それを予定するなら、最初の一定期間が乗り切れれば良いのかもしれません。時期や資産内容にもよるでしょうが。

まだ他にも考えられると思います。

このように借りる時の金利や優遇制度の数字比較、固定金利か変動金利かだけが、住宅ローン選択の判断基準ではありません。

その後の状況変化、選択方法、自由度についても、ある程度想定して住宅ローンを選定して借りることも考えておきましょう。

意外にいろいろな要素があると思いませんか?


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