マグマがたまった日本?に備える

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マグマがたまった日本?に備える


執筆者
会社名
HP
: 半田典久
: 多摩プランニングオフィス
: http://www.tama-p.jp/

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先日、FPの定例勉強会がありました。

今回のテーマは、国債の暴落についての議論でした。近年は様々な報道機関で財政危機、国の借金が800兆円以上などと言うような報道がされていましたが、最近はギリシアの財政危機に端を発したヨーロッパの問題や暴動なども報じられ、ギリシアよりもっと財政が厳しい日本について「このままでは国債が暴落するのではないか?」というような、より差し迫った議論がされるようになりました。

このような状況を踏まえての今回のテーマ設定でした。改めてそれぞれの経済評論家や学者の意見を並べてみた資料でしたが、一部にまだ安全という声もありますが、楽観的な意見はほとんど見られません。

もし国債が暴落するようなことになれば、金利の上昇やパイパーインフレなどが起こる可能性があります。また銀行や郵政、その他保険、年金も含めて、各種金融機関が国債を大量に買っているので、その価値が低下して、また以前のように不良債権のような話になりますし、大混乱になる可能性があります。

それが、そろそろここ数年〜10年と言うように、時限爆弾のごとく語られるようになりました。

バブル崩壊以後、低成長と混乱で「失われた10年」と言われましたが、これがそのまま継続してそろそろ「失われた20年」とも呼ばれるようにもなってきました。

この原因は何だろうか・・私も学者ではないので、何とも言えませんが、恐らくこれまでを踏まえて感じるところで言うと、日本が経済的に沈滞した状態や危機に至った本質のところは、恐らく90年代以降昔の共産圏が資本主義社会に参加してきたことによる構造変化、グローバル化が大きいのではないかと思います。

それにより色々な価値、価格体系、市場が変わってきたことが原因となっているような気がします。その変化に、日本がなかなか付いて行っていないということなのでしょう。依然として、政府にも企業にも昔の成長期のような構造や性格がそのまま残っています。

できるだけ早く、政府も企業も人も、今の時代に合わせて変えていかねばならないのだと思いますが、それがこれまで長く上手く行っていたので危機感がなく、なかなか動かない、変えない、何かに依存して現状維持しようとする中で「このまま小さな幸せ」が続くと思っている状況なのだろうと思います。その結果、変えないので経済発展もせず「沈み行く船」のような閉塞感になっているのだと思います。

しかし、結局のところ世界のグローバルな動きに合わせて、すべて変えないことには未来はいつまでも開けないのだろうと思います。

未来は開けないどころか、その「つけ」は、必ずいつか何か別の形で跳ね返ってくるように思います。その1つが「国債の暴落」なのかもしれません。国債が暴落するかどうかはわかりませんが、もし今以上金利が上昇したら住宅ローンはどうなるでしょうか?変動金利であれば、影響は大きいでしょう。

また収入面も、今まで以上に大きく変わってくることが予想されます。

今正規社員と非正規社員、中高年と若手の給与格差が問題になっています。これも成長期の賃金と低成長期の賃金の差であるとも言えます。いずれ「同一労働同一賃金」の流れになるのでしょう。

そして変化に対応できない企業は当然に潰れていきます。公務員にも経済の波は押し寄せてきて、財政の厳しい中、これから安心な職業とは言えません。また企業年金も給付水準を下げなければならないところも増えており、国の年金もさらに厳しくなる可能性もあります。

このように、いま色々なところに変革をして来なかったことの「マグマ」がたまっています。今まで守られて来た状態にある人ほど、これからの変革によるショックを受ける可能性があると思います。いろいろな収入について、現状がこのまま続くという想定は、今後危険なのではないでしょうか?

やはり、これからのキーワードは「自立」のように思えます。

ですから、まず家計を変化に耐えられるように、支払いの方も変動費を多くしておきましょう。変動費が多ければ、状況に合わせて支払いの調整ができます。固定的な費用は、そのまま支払いを続けなければなりません。そう考えると、住宅ローンは金額も大きく期間も長く、まさに大きな固定費と言って良く、これからの変動の時代に対応を間違えると大変なことにもなり、非常に気になる存在です。

逆にもし大変なインフレになれば、相対的に住宅ローンの負債が軽くなる可能性もあり、負担が少なくなるかもしれませんが・・・しかし、生活は大変・・これも危険な話ですね。


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