適切な住宅ローンの組み方とは?

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適切な住宅ローンの組み方とは?


執筆者
会社名
HP
: 山下修一
: 有限会社アズ・ユアプランナー
: http://www.ayp.co.jp/

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住宅ローンを組む場合にはもっとも心配になることと言えば、
毎月返済できる金額だと思います。

これから長期間(〜35年)にわたって支払っていくものですから、
家計にとって重い負担にならないように返済額を決めていくこと
は極めて重要なことです。

これまでご相談を受けた経験からですが、
「家賃並みの返済額で買えます。」という販売業者側の言葉を聞いて、
実際そのとおりに住宅ローンの返済を考えている人は多いです。

しかし!ここには大きな落とし穴が潜んでいます。

なぜならば、
住宅購入後の家計の収支は購入前と同じにはならないからです。

将来に渡って家計が購入後の支出に耐えられるかどうか?
がポイントになります。

まず、支出のほうから具体的に見ていきましょう。
持ち家になると賃貸の時には掛からなかったコストが出てきます。

マンションであれば管理費や修繕積立金などが必要になります。
税金関係では年間で固定資産税や都市計画税が掛かってきたり、
保険関係では火災保険料や地震保険料の支払いがあります。

ローンによっては団体信用生命保険料の支払いも出てきます。

それでは、
「家賃」+「購入前に貯蓄出来ていた額」
  >「住宅ローンの返済額」+「持ち家で掛かってくるコスト」
の計算が成り立てば大丈夫なのでしょうか?

そうとも限りません。

購入後に車が必要になってくれば購入費がかかります。
あとは駐車場代・自動車税・保険・車検・燃料費など維持費が掛かってきます。

住宅は購入した時の状態がずっと続くわけではありませんから、老朽化
(水回りや壁・床などの傷み)が進んでいきます。
それらを想定したリフォーム費用も準備しておかないといけません。

生活費では住環境が変わるので光熱費が変わります。

また、お子様がいらっしゃるご家庭、あるいは将来予定しているご家庭では
成長とともに食費や教育費が増えていくことも想定してください。
特に教育費は高校受験から大学卒業まで時期にピークが訪れます。

一方、家計の収入のほうも見ていきましょう。

一般的にサラリーマンの収入は20代〜30代の時期には伸びていくので
順調な右肩上がりを錯覚してしまいますが、40代から50代にかけては
伸び悩む時期がやってきます。50歳あたりから伸びなくなるのが平均的
な姿と考えておきましょう。
(平成16年厚生労働省「賃金構造基本調査」より)

民間給与の平均額も戦後最長の景気回復と言われているにも関わらず、
9年連続で減少しているという調査結果(国税庁)も見逃せません。
みんなの給料が上がっていた昔と違って、収入の差が拡大していること
を意味しています。だからこそ、生涯収入はその人の事情に応じて慎重に
見積りたいものです。

長期的に収入が(住宅ローンの返済を含めた)支出を賄えなければ、
やがて貯金の取り崩しが発生して底をついてくる可能性があります。

単純に考えて決めてしまうとどれだけ怖いことか・・・
お判りいただけると思います。

住宅ローンを組む場合には、返済終了までの家計の総合的な収支バランス
を書き出してみて、じっくりチェックしてみてください。



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