マイホームを取得される方の年齢が下がっているように思います。
昔は『40にして家を建てる』と言われていましたが、
ご相談を受けるケースを振り返ってみると、20代後半〜30代前半の方が増えています。
ただし、前倒しでマイホーム(今回は一戸建てを前提にお話します)を手に入れた分、建物の老朽化も早い年齢でやってきます。30年〜40年後に建て替えをするか、もしくは、できるだけ長持ちさせるために大がかりなリフォームが必要になってくるでしょう。
何回か、一戸建ての住環境で育った相談者へ尋ねてみたことがあります。
「これまで育った家の状況を出来るだけ思い出してください。
建て替えや修繕が全く無かった・・・ということがありますか?」※1
と話を振ってみたところ、
「そういえば、外壁の塗り替え、柱の補強、床の張替え、階段の補修、キッチン・お風呂・トイレの水周りの設備の入れ替えがありました。」
「数年前に父が定年退職した時に建て替えました。」
という答えが返ってきていました。
私自身も大学生の時に同じように建て替えを経験しました。
そうです。
何らかの形で住環境を維持している場面を経験しているのです。
当然ながらそこには支出が伴っているはずです(親は大変だったと思いますが...)。
昔と違って、建築基準の見直し・工法の進化・品質の向上というプラスの要因があるは思いますが、それを考慮したとしても、残りの人生で購入時の状態が劣化しないということはありえません。
そう考えると
○定年後までに住宅ローンを残しておいて良いのか?
○もう一度家を建て替えする資金は必要ないのか?(中古物件の場合は特に意識)
○建て替えないでも、ある程度の修繕費を確保しようとしているか?
という課題に当たります。
遥か遠くの未来の姿は想像つきません。
ただ、わが家の長期的な財政面でその課題を織り込んでおいて欲しいのです。
一方、自宅を購入する初期の時点で「建物の質」や「施工状況」をしっかり確認して対応しておくことによって、何もしないよりも劣化を遅らせる取り組みはやっておいて良いでしょう。
だからこそ、専門家に状態を診ていただいてアドバイスを受けておくのもひとつです。
長い目で将来のメンテナンスコストを下げる効果が期待できると思います。
そんな先のことまでいろいろ想定しなくても・・・
と言われるかもしれませんが、※1のお話のように実際に起こりうることで、決して無視できないと思います。
後々の維持費用や条件によっては建て替えも想定したライフプラン(長期的な生活設計)から、マイホーム資金をシュミレーションするプロセスはお勧めしたいと思います。
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