住宅ローンの返済タイプには、元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。
元利均等返済とは、毎月の返済額(=元金と利息の合計額)が同じ金額となる返済タイプです。当初の返済額の大部分が利息に充当される方法ですが、毎月の返済額が抑えられることもあり、多くの住宅ローン利用者がこの元利均等返済を選んでいます。
次に、元金均等返済ですが、こちらは毎月支払う元金は同じですが利息部分が異なります。住宅ローンの借入額を借入期間の月数で割った額が毎月支払う元金となり、それに利息がプラスされた形です。
当初の利息が最も多く、その後は支払う利息が減っていきます。つまり、毎月の返済額が少しずつ減っていくわけですね。この元金均等返済の方が総返済額が少なくなりますので、有利とも言えるのですが、当初の返済額の負担の大きさから利用者は少ないのが現状です。
例)借入額 1,000万円、 金利 3%(全期間固定金利)、借入期間 20年で、元利均等返済と元金均等返済を比較すると・・・
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当初の毎月返済額 |
総返済額 |
元利均等 |
55,459円 |
13,310,342円 |
元金均等 |
66,667円 |
13,012,500円 |
元金均等返済では、2ヶ月目から返済額が減っていきます。ちなみに、このケースの場合ですと、10年目からは元金均等返済の毎月返済額が元利均等返済額よりも低くなり、その後の支払額の差はどんどん大きくなっていきます。
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